Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Tham, L. X.*; 松橋 信平; 久米 民和
Mycoscience, 40, p.209 - 213, 1999/00
マンネンタケ(G.lucidum)の生育に対する重金属の影響について、Cu,Mn,Zn,Cd,Hg,Pb,Uの7種類について検討した。これらの重金属の栽培培地及びキノコ中の含量は、Cd及びHgが0.01~0.1g/g、Pb1~5g/g、Mn,Cu及びZnが10~45g/gであった。10~3000g/mlの濃度でこれらの重金属を培地に添加すると、HgCdCuUPbMn~Znの順に生育阻害が認められた。Znを用いて、基質(10g/g)からのZnの移行を調べた結果、子実体には100g/g以上、胞子には80g/g以上が蓄積することが認められた。
Tham, L. X.*; 松橋 信平; 久米 民和
Mycoscience, 40(1), p.87 - 92, 1999/00
ベトナム(ダラト市)及び日本(高崎市)で分離したマンネンタケを用いて、Se,V,Geの影響を調べた。Seは100ppm以上で生育阻害を示し、LGは約200ppmであった。VはSeより多少毒性が強く、LGは180ppm以下であった。これに対し、Geは1120ppmまでの濃度では毒性を示さなかった。次に子実体形成へのVの影響を検討した。100ppmのVCl(Vとして33ppm)を培地に添加した場合、23~25日後に子実体原基が形成され、65~75日後に子実体を収穫できた。本実験で用いたV濃度では、子実体に何らの障害も認められなかった。子実体内のV含有は現在計測中である。なお、日本種に比べ、ベトナム種は生育が早く、10日程早く子実体を収穫できることがわかった。今後Vを用いて、培地から菌糸への吸収・移行、子実体への蓄積について検討する予定である。